時を超えて届けられた踊り ラティドス・フラメンコス

魂の躍動、舞踏の響きと鼓動のリズムが混じり合う刻

 

先ごろ桜木町の神奈川県立青少年センターにて開催された
ラティドス・フラメンコス第7回発表会のひとコマです。

舞台袖から写されたこの一枚。

なんとも躍動的で、踊りそのもののスピードに力感に溢れていて、
この日この場所にいた人々だけが感じられた迫力そのものの一端を伝えてくれるように思います。

 

踊り。

音楽と密接に結びついたそれは私にとってとても大きいものです。

音楽においても、あるリズムがある土地の固有の踊りのリズムを表していたり、
またチャイコフスキーやドリーブ、グラズノフのバレエ音楽は、
音楽自体の美しさに加えて踊りの面もあるのですから、
なんとも贅沢だとしか言い得ないように思います。

 

そして今話題にしている今宵のスペイン舞踊は、

発表会という枠組みを遥かに超えたパフォーマンス、見事な舞台でした!

 

なんといっても、全体の構成が上手い。

大ホールの性質を存分に活かした照明と背景、
小さいお弟子さんがたまに出てくると
愛らしさに観客はグッと惹きつけられます。
スペインの薫り、踵の鳴りから敷き詰められるフラメンコの魅力、
歌にギターと太鼓!

私もヴァイオリンの発表会を毎年催している身として、
非常に勉強になる会でした。

 

スペイン舞踊とは、文字通りスペインの舞踊。
フラメンコが有名ではありますが、長い歴史と格式、
それと独特のテクニックを必要とされる非常に深みある舞踊なのです。

今宵のプログラムは、
スペイン古典舞踊から、ダンサ・レヒオナルと呼ばれる民族舞踊、
そしてフラメンコなど、
今現在スペインに伝わっているおもな舞踊をあらかた披露されました。

 

それは、客席から観ると

とても刺激的な扇動的な太鼓と踵のタップのリズムに
華やか以外の言葉で言えない衣装の女性群の見事な踊り、

一転して暗の中から浮かび上がる一人のシルエット。

それは何を表すのか、
その人の動きとむせび泣くような歌から乏しい想像を試みてみるものの、
それは果たしてスペインのそれなのか。
私が想像したものはなんだったのか。

スペイン舞踊の歴史によると、
遠いフェキニア時代には、
貝殻をカスタネットのように打ち鳴らして踊る乙女たちが浜辺にいたそうです。

数千年もの時間に積み重なってゆく人々の想い、
それが今宵の踊りとなって客席にいる私たちに届けられたのかと思いました。

 

このように素晴らしいやりがいある見事な会を開催された
スペイン舞踊家、笹岡洋子さんのお教室は、横浜市青葉区あざみ野にあります。
公式サイトはこちら→ラティドス・フラメンコス

 

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